成年後見【法定後見・任意後見】｜相続・遺言・成年後見のご相談は埼玉の森田司法書士事務所へ

成年後見制度とは、認知症などで判断能力が不十分な方が、財産上の不利益を被ったり、人間としての尊厳が損なわれたりすることがないように、経済面・生活面で支援する仕組みのことです。判断能力が衰えてしまった人の代わりに、後見人（保佐人・補助人）が金銭管理をしたり、施設への入所をサポートしたりします。

• 高齢の親が詐欺や悪徳商法に騙されないか心配
• 認知症の親の土地を売却したい
• 認知症の親の持ち家を貸したい
• 認知症の親の財産管理をしてきたが、他の親族から金銭の使い道を疑われている
• 今は問題なく暮らしているが、身寄りがないから将来が不安
• 知的障がいの子供がいて、将来が不安

成年後見制度には、法定後見と任意後見の2種類があります。

法定後見は、認知症や知的障がい・精神障がいなどにより、判断能力が不十分な人を保護することを目的としています。ご本人の状態により、後見・保佐・補助のいずれかが決定され、後見人などは家庭裁判所が選任します。

任意後見は、現在はしっかりしているが、将来、判断能力が不十分になったときに備えることを目的とした制度です。

将来、認知症になってしまうかも……と不安に感じている方が、元気なうちにあらかじめ信頼できる人に後見人になってもらうことを約束します。後見人は自由に選ぶことができ、公正証書で契約をします。ご本人の判断能力が低下したとき、家庭裁判所の手続きを経て後見が開始するという流れです。